マンモグラフィー検査、針生検の検査から3日ほど経ったある日。
それは突然でした。
いつものように朝起きて、会社に行く支度をしている時に妻の携帯電話が鳴った。
(ん?朝早くから誰だだろう?)
妻がこんな朝早くから誰かと電話で話している。日本ではないので、電話をかけてくる
友達も限られている。
(ましてやこんな朝早くに誰だろう?)
まさか、病院から? ん?でも日本語で話している。
(やっぱり友達か。)
しかし、横から聞こえてくる話をきいているとやはり病気のことのようだ。
でもなぜ日本語で???
どうやら病院が気を利かして通訳を用意して三者通話していたようだ。
そうこうしている内に妻が泣き出した。
(なんだ、なんだ?)
妻が電話を切ると、「悪性だって。やっぱりガンだって。」
その一言で頭の中が真っ白になる。
想定していた最悪の結果が現実になってしまったのである。
検査が針生検までいった時、妻もどこかでやっぱり乳がんかもって
思っていたらしいが、やはりこんな事実受け止められない。
この日は妻の状態も心配だったので会社を休んでずっと家にいた。
何もする気がおきず、どうしたら良いかわかりませんでした。
どうしても、病気の事実を受け止めることができませんでした。