今年は各界の著名人ががんでお亡くなりになり、
北斗昌さん、生稲晃子を始めがんであることを
告白された方々も多くいらっしゃいました。
乳がん関連の病院では北斗晶さんの乳がん告白と
「検診を受けて」というメッセ―ジを受け、
乳がんの受診者がぐんっと増えてきており
予約も取りづらい時期もあったと聞いています。
しかし、それでも乳がんを含め他のがんの検診の
受診率は欧米諸国に比べるととても低いことに
変わりはありません。
そんな中、検診の受診率をあげようと、
より簡単な検査方法の研究開発が進んでいるそうです。
それは「血液や唾液から早期のがんを発見しよう」
というもので、昨年からは国の援助を受け、
採血によって早期のがんを発見しようという
大規模なプロジェクトが国立がん研究センターなどを
中心に始まったそうです。
私も以前「最新がん検査 7種類のがんが分かる血液検査」の中で
味の素さんが開発した血液検査を紹介させていただきましたが、
これはかなり簡易的なものだった記憶があります。
厚生労働省が市町村に推奨するがん検診、肺がん、
胃がん、乳がんのx線検査、大腸がんの便検査、
子宮頸がんの細胞診の5種類だそうです。
あまり受けたことがないかたはわからないかもしれませんが、
どれも受診する人に対してそれなりに負担になる検査ばかりです。
こうした負担を回避する人が多いのもがん検診の
受診率を下げている要因の一つであるのは事実だと思います。
これらのがん検診をより簡易なものにするために
こういった簡易的ながん検査の実現への期待は大きいですね。