妻が亡くなる半年前位に、
妻が抗がん剤治療に行った際、
担当の先生から旦那さんを今度呼んでくれと言われた。
私も何度か先生とは話したことがあったけれど、
個人的には良い先生だったと思う。
言う時ははっきり言ってくれて、
説明も回りくどくない。
人によってはもっとオブラートに包んでよってことも
はっきり言ってくれる。
アポイントメントの日先生と話していると
こちらのブログで書いた余命らしきことに関してだった。
この時、先生は妻よりも夫、子供の父である私の事をとても心配していた。
とてもストレートで聞く人によっては気分を害されるかもしれないですが、あくまでアメリカの先生が言ったことです。
「〇〇(妻の名前)は年を越せないかもしれない。〇〇の闘いはこれでおわる。」
「でも残された家族の闘いは終わらないんだよ。私は旦那さんをとても心配している。」
「これから一人で子供の面倒も見ていかなきゃいけないし、仕事もしていかなきゃいけない。」
「それくらいはやっているシングルの人は沢山いるかもしれないけど、若くしてパートナーを失った人は全然状況が違う。」
これ聞いた時は?って思って困惑したんですけど、
今とても良くわかるんです。特に最後の部分。
色々な理由でシングルになって子供を育てている人がいると思うんだけど、
別れたくて別れたわけでもなく、
とても不運なできことで家族が一人いなくなって、
「なんで自分たちが?」って毎日思いながら
色々なことを一人でこなさなければならない。
これは凄い大きな違いだと思うんです。誰も理解してくれないけど。
話は先生と話した後に戻りますが、
私もこの頃には相当精神的に参っており、
妻の亡くなった後のことも少し考えるようになりました。
そこで一番大事だとおもったのは、自分が崩壊しないように保つこと。
そこから精神科に通い、カウンセリングと薬の服用を始めるようになりました。
カウンセリングの人はとてもビジネス的というか教科書通りというか
個人的にはとても感じが悪かった気がしました。
妻が亡くなった後の話ですが、
何か自分が悩んでいるところを口に出しても
「それってそんなに大きな悩みかい?」的な感じで返ってくる。
「これってカウンセリングかい?」って返してやりたかったです。
カウンセリングの先生は通常はあなたの症状は典型的なうつ病にあてはまりますが、
妻が亡くなった直後のあなたはうつ病でなく、失ったことによる悲しみです。みたいな感じでした。
どっちでもいいけどカウンセリングにきてるんだから、
それらしいことしてくれって思いましたが、
あきらめて今では全くカウンセリングにいっていません。
少し自分の気持ちや情緒のコントロールの仕方がわかるかも?って思って通ったのですが。
ちょっと期待していたこととは違ったのかもしれません。