妻が末期の乳がんになるまで、幸せって何かいまいちわかりませんでした。
好きな人と一緒に入れること?
子供の成長を見れること?
どれも幸せなことですが。
妻が死に直面した時、
「当たり前のことが当たり前にできることが幸せなのだ。」
と、やっとわかりました。
当たり前の事って色々ありますけど、
朝起きて起き上がる。
手で箸を持ってごはんを食べる。
新鮮な空気を吸える。
自分の足であることができる。
自分でトイレに行く。
妻は最期の数週間どれも自分でできませんでした。
どれだけ辛かったことか。
そして一人の大人の人間の全ての世話をすることの大変さも知りました。(同じ人間でも赤ちゃんの世話とは別次元)
看護師やケアワーカーの方々へは一生懸けても感謝しきれません。
今日も当たり前の事が当たり前にできた。
前を向いていきます。