睡眠時間が6時間以下の場合、乳がんのリスクが
高まるという研究結果の記事を見ました。
これは夜に寝る時間が少ない場合を言っている
ようで、メラトニンというホルモンが関係している
ようです。
以前、夜勤者の方の乳がんリスクが高くなる
可能性があるという記事を書かせていただいた
のですが、その時出てきたのがメラトニンという
ホルモン。
メラトニンは目に入る光の量で分泌量が
変わるらしく、強い光の中では分泌され
にくいと言われています。
なので、夜遅くまでベッドの中でスマフォを
いじったり、テレビを見ていたりすると
あまり分泌されないということですね。
このメラトニンは抗酸化作用を高め、
活性酸素による細胞のダメージを防ぐ働きが
あるといわれています。
また、メラトニンにはこれも以前記事にしました
がん細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞
の活性化させるホルモンとしても注目されています。
抗がん剤と合わせてメラトニンを投与することに
よって、がん細胞の増殖が抑えられ、生存率が
高まったという研究結果も出ているようです。
これを見ると乳がんやがんを予防するだけでなく
ちゃんと睡眠時間を確保することは健康維持の
基本であることがわかります。
睡眠不足だと、頭がさえなかったり、だるかったり
するだけでなく体の免疫力もさがり、様々な病気に
かかりやすい状態になるようですね。