乳がんに関する海外の研究結果で興味深いものが
あったのでご紹介します。
それは「手術までの時間とその後の生存率の関係」
についてです。
研究の結果から言ってしまうと、日本語での
ニュアンスが難しいですが、手術までの時間を
短くすることが、生存率を上げる可能性があると
位置づけています。(断言はしていない。)
データの出どころは2つのデータベースで、
一つはSEERと言われる全米のがん患者の統計データ、
もう一つはNCDBと言われる、こちらもがん患者のデータベース
を使用している。
(これは日本でいう「全国がん登録」に近いのだろうか。
すいません。詳細は後々調べておきます。)
研究では手術までの時間を5段階で以下のように
表し、死亡率を調べています。
- 30日以下
- 31日~60日
- 61日~90日
- 91日~120日
- 121日~180日
結果としてはこの日付のランクが
一段階上がることに死亡率が数パーセントから
10パーセント程大きくなることが分かったそうです。
この研究ではステージ1から2の患者にその兆候が
多く見られたといいます。
まとめると、
ステージ1から2の初期の乳がんの患者の場合、
手術までの時間はなるべく早くした方がよいのでは
という結果になりますね。
私の妻が昨年乳がんを患った時は、やっぱり
頭の中で「一刻も早く手術して取り除かねば!」
と思っていましたし、実際そういった行動に
でていました。
トリプルネガティブ乳がんだと確定診断が
くだってから、わずか1か月で手術することが
できました。
勿論、以前の病院選びの記事でも書いていたいた
ように、手術を急ぐのも大事だと思うのですが、
長く通う病院選びもとっても大事です。
今回、この研究結果をみて、私たちはちょうど
いいタイミングに病院選びを切り上げて、
手術に踏み切ることができたと思います。