今日ふとスマホを見ると、
1年前の写真をスマホのアプリが「1年前の今日」みたいな
アルバムを自動作成?して
スマホのお知らせにでてきた。
この機能、なんていうのか知りませんが、結構好きです。
その時その時の思い出を音楽つけてアルバム動画みたいにしてくれるやつ。
「メモリームービー」っていうのかな??
写真をみる、改めて、1年前、妻はまだ元気だったなぁ。と感じます。
この半年以内に緩和ケアの病棟に入り、亡くなるなんてその時は考えもしていませんでした。
元気といってもちょうど希望を持っていた抗がん剤をやめなければならなくなり。
徐々に体調が悪化していく兆しが見えている時期でもありました。
1年前のちょうど1か月後くらいから車いす無しでは歩くのが辛い状態になっていきました。
ちょうどこれくらいの時期に先生に改めて呼び出されて、
妻は「もう長くない」的なことを言われました。
余命宣告的なこと(残りの時間)ははっきり言っていませんでしたが、
それに近いもの(年は越せないだろう的な内容)でした。
あとその時先生はやたら私を心配して、
「旦那さんはご自分の心のケアもしっかりした方がいい。」、
「残された家族の乳がんとの闘い、苦しみは終わらない。」、
先生はなぜか「一番心配なのは旦那さんだ」と妻の前で言っていました。
その当時はこの先生、妻の前で何言ってんだ?って思いましたが、今となってはその意味が良くわかる。
この先生、めちゃくちゃ現実的なこと言う人だけど嫌いではありませんでした。
これをきっかけに私は精神科医とカウンセリングを定期的に行うようになりました。
妻の死を意識させられたのもこの時期でした。写真を見ると色々な記憶がよみがえります。
1年前、こんなに妻は元気で動き回っていたのに、今はこの世にいないなんて、やはり信じられません。
時折見せる妻の息子との写真の表情を見ると、なにか複雑な気持ちになります。
息子と二人で移っている写真なのに、何か悲しい、寂しそうというか、そんな表情をしているものがいくつかあります。
色々なところに行ったね。きっととても無理をして動いていたんだろうな。ごめんね。ありがとう。
息子君のことは任せてください。ゆっくり休んでください。